先日、FM愛知のアバンティで干支の話でタツノオトシゴをテーマのトークで
生態についてで『へぇ〜』というような内容の話だったのでちょっとその話を…
タツノオトシゴは歴とした魚類。
爪楊枝を長くしたような形をしているヨウジウオの一種で尾びれがなくなり、
その尾が丸まるとあんな感じになる 。
普段、尾は丸まっているけど、自在に伸びて岩や海草に巻き付けることで
流されないようにする。
顔の横というか、人間で言えば耳のあたりにはヒレが付いている。
でも動きはほとんど上下のホバリングだけ。非常にゆっくりと動く。
タツノオトシゴがあんな形に進化し た理由は海草やサンゴにへばりついて
生活するためだと思う。
それには横長よりも縦長の方が都合が良い 。さらに擬態の意味もある。
自分が擬態できる特定のサンゴにくっついていないとストレ スで死んでしまう
のもいるくらい。でもエサは横から来るので首が曲がってあの形になったのでは…
タツノオトシゴが生息しているのは日本で言えば三陸よりも南。昔から漢方では
珍重されていて、中国では精力剤としてコブラなんかと一緒にお酒に漬け込まれる。
ウロコがないので干物が作りやすく、日本では干物が安産祈願のお守りにもされてきた。
ただし、
子どもを産む(ように見える)のはオス。魚類なので本質的には体外受精なんだけど、メスはオスの体の中に卵を産み付け、
そこにオスが精子をかける。
いろんなメスが入れ替わり立ち替わりオスの中に卵を産んでいくので、お父さんは
腹違いの兄弟を600匹くらい抱える。子どももあの形だから陣痛も酷いらしい。
それに耐えてタツノオトシゴのお父さんは出産する。
人間でよかったよ・・・
オスが出産だなんて・・・
だって、、、出産しなけいけないとなるとお酒が飲めなくなるもんね・・・
・・・って、、そこ??(笑)でも、いろんなメスが入れ替わり立ち替わりかぁ・・・
タツノオトシゴも悪くないかぁ・・・(笑)
