小笠原では、開拓初期(1830年頃)の欧米系定住者が捕鯨船とラム酒の取引を行っており
ラム酒製造の土壌は備わっていました。
その昔この酒は「泡酒」や「蜜酒」などと呼ばれ、太平洋戦争中に島民が強制的に内地へ
疎開させられるまで永く愛飲されてきたのです。
こうした独自の歴史を背景に村おこしの1つとして小笠原ラム・リキュール株式会社が設立され
小笠原の地酒としてのラム酒が誕生し、1992年(平成4年)より販売を開始しました。
サトウキビ特有の豊穣な甘さと力強さは、まさしく亜熱帯の太陽そのものの味わいです。

スタンダードボトルの写真
そして、今年は小笠原が米国より返還されてから40年が経ち、
40周年記念ボトルが限定発売されました。
この記念ボトルを小笠原に行かれた方から頂きました。

ラベルに「BONIN ISLANDS」と書かれているので、何かと思って調べてみたところ
「小笠原諸島」の英名だそうです。
かなり昔から欧米の船乗りには、知られた島だったという事でしょう。
味は、ラム酒らしい香りと後口の甘みに加えて、黒糖焼酎やブラジルのピンガのような
少々荒々しさを感じさせる癖がありますが、その癖もなかなかよいアクセントで
ほのかに甘くすっきりした感じです
ボトルも小さめで量に限りがあります。
興味がある方は早めに言って下さいね
ちなみに2006年にこんな限定ボトルもでていたらしいです。

北海道日本ハムファイターズ 小笠原道大 ボトル
小笠原道大は小笠原諸島の観光親善大使なんだそうです。。
写真はないですが、2003年には小笠原道大が首位打者をとった時も
記念ボトルが出てたらしいです。