昨日の続きで、味蕾についての話をちょっと・・・
最近、テレビや誌面なので 『 最近の20代は最初の乾杯でビールを飲む人が少ない 』 と
レポートしていました。
何をよく呑むのかというと、酎ハイやカクテルなど甘味なものが多いそうです。。
どうしてビールは呑まないのかと聞くと 答えは 『 苦い 』 から・・・
島国気質のNOと言えない日本人さながら、周りに合わせビールで、、と、
仕事仲間であっても上下関係のような感じは好きではないので
まぁ、呑みたいものを呑めばいいと思うのだが・・・。
ちょっと調べてみたところ、この理由のひとつに 『 味覚の衰退 』 ではないかと・・・
「味覚形成は8歳頃までに如何に多くの複雑な味を体感してきたかで決まる」 らしい。。
特に苦味は重要で、秋刀魚の腸等内蔵の苦味を体験していないと味覚の差違を
感じることができず、平坦な幅の薄い嗜好になってしまうらしいのです。
味を感知する味蕾は胎生7週ごろから出来始め、胎生後期~乳児期にかけて多く存在し
その後、徐々に減少してしまうのだそうです。
つまり、味覚形成は離乳期からということ。。。子供は甘みは母乳に含まれていることや、生命維持に炭水化物の必要性を
本能的な欲求と一致するため好みますが、酸味(腐っている)や苦味(毒物)に対しては
防衛本能が働いてしまうのです。
しかし、他の食材や味との組み合わせで「腐っている」「毒物」の情報をうまく取り入れ
豊かな食文化を形成してきたのです。
特に日本食は甘み・塩味・酸味・苦味そして旨みのバランスに長けた繊細な文化を
築き上げてきました。
今や 『 楽 』 を簡単に買える世の中。味覚形成の子供時代に 「楽」 を買い与えた親が多いから苦味などに対して感じれなかったりと
味覚形成されなかった原因がビール離れの一因なのかも知れません。
そして、、最近の日本人の味覚に異変が・・・・長文になりそうなので、今日はここまで、、、
・・・続く。。
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