先週の休みの時に山梨県のサントリー白州蒸留書所へと行ってきました。
京都の山崎蒸留所へは何回か行った事はあったのですが、
白州へははじめての見学です。
運良く、その日には通常の見学コース以外にも『モルト原酒テイスティング講座』
なるセミナーが限定20名で行っていたので、予約して講習を受けてきました
まず、最初に白州蒸留所の大きさ、そして広大な自然に感動しました
白州蒸溜所は1973年に開設されました。
山梨県北杜市の甲斐駒ケ岳の麓に広がる森の中にある蒸溜所
ウイスキーづくりにおいて重要なのは、蒸溜所の水。
山崎蒸溜所は千利休も愛した名水の地でしたが、白州も水質の優れた
南アルプスの伏流水を仕込みに使っています。
白州蒸溜所で使っている水は花崗岩質の地下を通るうちにろ過され
硬度がわずか30度と非常に低いので、その水を使ってつくられるウイスキーも
クリーンで香り立ちが良いのだそうです。ちなみに、蒸溜所と同じ敷地内には
サントリー天然水南アルプス工場もあって、ミネラルウォーターも製造されています。
それぐらい、水の良いところだということですね。
『 森の蒸溜所 』という別名がピッタリな環境に白州蒸留所はあります


ポットスチル ( 蒸留釜 )

もう一度樽に活力を取り戻すため行われるのが「リチャー」です。
白州蒸溜所では、このリチャーの様子を見学することができます。
長く使った樽の内側に火をつけると、青い炎が立ち上ります。
長年の間に樽にはアルコールが染み込んでいるので、それが燃えているのです
しばらくすると、青い火の間から赤い炎が上がり、パチパチと音を立て始め
いよいよ樽材自体に火がついたようです

大丈夫か!と思うくらいに炎があがります
火が消えた樽の匂いをかいでみると 「バニラの香りがするでしょう?」と蒸溜所の方。
たしかに!甘ささえ感じるいい香りです。
この樽の香を香っていると、きっといいウイスキーが入っていたのだろう
またこれから、『いいウイスキーができるだろうなあ』と思いながら、樽の香りを楽しみました
この『リチャー』を見学できたのは良かったです。。
とりあえず、本日はここまで
・・・・続く。

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